はじめの一歩
みなさん、こんにちは。
いかがお過ごしですか?
「否定」から生まれるものは、ものすごく限られていると、私は思います。
そして、「肯定」から得られるものは、限りないと。
それが、一般的に、
「ネガティブ思考は悪い」
「ポジティブ思考は良い」
と考えられる一因であると思います。
ネガティブ思考の中には、
「自分に対するネガティブ思考」
と
「他者に対するネガティブ思考」
があり、どちらも同質のものであると思います。
「自分は、できる」
「相手には、できない」
そう考えると、自分におごりが生まれます。
その時、おそらく、それ以上の成長は望めないでしょう。
「自分が間違っている」
という、消極的すぎる発想もまた、自身への成長の妨げとなるでしょう。
「自分にできることもある。しかし、自分が見下す相手にできて、自分にできないこともあるだろう。」
それが、「尊重」です。
自分以外の人と、自分自身を客観的に区別し、互いを尊重した上で平等性を保つ。
それができれば、男女間の性差別や、ジェネレーションギャップ等、その他のあらゆる人権に関わる問題さえも、存在できなくなります。
かのマザーテレサでさえ、その葛藤に苦しんだというのですから、自分の中でそれを完全に行うことは、他者との関わり合いの中で生きてゆく必要のある私たちにとって、不可能に近いことなのかもしれません。
それでも、そのような自分自身の弱さや、狡猾さ、それら全てを承知で、前を向く。
それだけでも、私は、良いと思います。
世界規模とか、地球規模とか、視野を広げすぎてしまうから、最初から「無理だ」という諦めに繋がるのではないでしょうか。
「愛そのものである自分自身を取り戻す」
そういう生き方を提唱している私を、現代人の、「集合意識」に飲み込まれている人たちは、笑うと思います。
「愛」について語らう人を、人は、どこかで自分もそうありたいと願いながら、おそらくは、夢物語とか、理想論と、寄せ付けないでしょう。
かつては、私も、そうでした。
だからこそ、両者の架け橋になりうるとも、今は思っています。
たしかに、口に出したり文字に起こせば、笑いたくなるような些細なことを、実際に自分自身で行える人が少ないから、日々、寂しい事件が続くのです。
どのような社会の大きな変化も、全ては、誰かが始めたたった一つの些細な行いによって、始まったものでしょう。
そのたった一つの行いが、その繰り返し、積み重ねが、やがて、この社会となる。
私たちの生きていく景色になる。
私は、そう思います。
だから私は、一人一人の人が、今できる、自分が実際に存在する場所で、小さくても大きな一歩を踏み出すきっかけになりたくて、このブログを始めました。
何かを願い、また、望むとき、人は往々にして、いきなり、答えと向き合おうとします。
私も、ずっとそうでした。
しかし、今はわかります。
そこまで辿り着く道の途中にある全ての不安や消極的な可能性を打ち消してくれるのは、自分の確かな一歩一歩だと。
いきなり答えを求めて、何も始まっていないうちから、諦めるのではなく、些細で、ちっぽけなことに思えたとしても、ダサくても、恥ずかしくても、何でもいいから、一歩を踏み出してみること、それが、自分を強くしてくれます。
そうすることで、着実に、自分が本来望んでいた方向へと、自分自身を向かわせてくれます。
その積み重ねが、道になります。
その過程が、自分にとって、尊いものになります。
もしも、人と関わることが苦手な人ならば、
「今日は一日、人に不満を抱かないように、人の良いところに目を向けてみよう。」
そこから始めてみましょう。
それができたら、明日は、
「前向きな言葉を人に投げかけてみよう。」
明後日は、
「沢山、心から笑おう。人を笑わせよう。」
「悪口に参加するのは、やめよう。」
「見栄をはるのはやめよう。」
「嘘をつくのは、やめよう。」
そうやって、一日一日。
いつか迎える未来のために、それぞれの人が今すぐにでも始められることは、それぞれの場所で幾らでもあります。
たとえ、それが、格好いいこと、ステキなこと、人から羨ましがられるようなことには今は、思えなくても。
実際に行おうと向き合ってみて初めて、いかに今の自分にとってそれが難しいことか、わかるはずです。
些細なことであっても、その一歩は、本当に勇気がいるはずです。
でも、それができると、人との向き合い方、自分との向き合い方が、わかってくるはずです。
自分への理解が生まれ、人への理解が生まれます。
そして、「愛とは何か」がわかってくるはずです。
自分を、よく見せたいのはなぜですか?
それは、自分が自分を好きでいたいからです。
自分を嫌ってしまうような自分を心の奥で責めるような日々は、もうやめませんか?
人に嘘をついたとして…
たとえばそれが、誰にもバレなかったとしても、たった一人だけ、全てを知っている人がいます。
それは、
「自分自身」
です。
自分に嘘はつけません。
自分を騙し続けることは、できません。
だから、一日も早く、あなた自身の手で、あなた自身を救ってあげてください。
一人一人の一歩一歩が、愛の溢れる温かい未来へと繋がります。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
心から、感謝致します。