「ゼロ」〜性愛説を唱えます。〜

「性善説」「性悪説」ではなく、「性愛説」を提唱します。

「今」を生きる

こんにちは。

いかがお過ごしですか?




人は皆、「今」を積み重ねて生きています。




つまり、一瞬前の出来事は、全てが「過去」になってゆきます。




そして、その過ぎ去っていった瞬間、瞬間の過去の積み重ねが「自分自身への評価」になってゆきます。




「自分を変えたい。」

「今の自分が嫌い。」

「生きるのが辛い、苦しい。」



そう考える原因は、他者から受けた過去の傷や、ある出来事そのものにあるように一見、錯覚してしまいがちですが、実は、根底では、人は、



「過去のその時、自分がどうであったか。」


を見ています。



「自分が自分を見つめていた」



のです。



他者から受け取った何かしらの言葉に対して、自分がその時、


「どう対処したか。」

「どんな風に感じたか。」


その自分自身に一喜一憂しているのです。



何か、間違っていたことを心のどこかでわかっていたり、自分自身の意思に反していた時、そこには、フラストレーションが生じます。


理想と現実のギャップが生まれます。



「こうでなければならない。」

「こうであるはずだ。」



という自分の予測を覆された時、人は居心地の悪さを感じます。


その枠が狭い人ほど、その居心地の悪さは大きくなります。



真面目な人ほど、心の病に侵されやすいという、現代社会の傾向は、そのようなところに原因があるのでしょう。



本音と建前を巧く使い分けて、社会的な地位や、身分、立ち位置、そういうものを見事に築ける人がいる一方で、人間味があって、心が繊細で、優しくて、人を思いやれる人たちが、自分自身を不安視して、嘆いて、疑わなければならない世の中は、私の目から見て、正常とは、到底思えません。



でも、その一方で、前者のような人の方が、上手く生きられる世の中であることもまた、事実です。




大切なのは、「過去」を罰して、誰かの罪を問い続けて、「過去」に縛られることではないはずです。



被害者の立場の人にとっては、それは「乗り越えなければならない高い壁」でしょう。



加害者の立場の人にとっては、それは「決して忘れてはならない、二度と繰り返してはならない重し」でしょう。



すなわち、実際に行ったこととは、人を永久に「ある状態」にとどめるほどの威力があります。



その手前で、立ち止まる力、「キレない自分」を養いませんか?



「問題を起こす人」も「問題を起こされる人」も、現実的に見たら、「〜過ぎた人」でしょう。



「過去」は、そこから学びを得るためにあったものであって、そこに執着して、捉われて、嘆き続けるためにあるのではありません。


「過去」を生きるのではなく、自分の中の時間を、少しずつ、前に動かして、そこを見つめる練習をしてみてください。



確かに、「過去」に起きたことは、そうだった。


でも、「今」は、過去とは決して同じではない。


「今、この瞬間から、変えるんだ。」



それだけに集中して、過去に縛られない、「今」を積み重ねていかれたら、それが自分の「未来の姿」になってゆきます。



いつでも、どんな瞬間からでも、どんな状況からでも、人は、幸せになれます。



人と比べず、過去にとらわれず、「自分」を生きれば、そこには必ず、幸せな自分がいてくれます。



「いのち」があれば。

生きてさえいれば。



いのちを粗末にするようなことだけは、しないでください。


人のいのちも、自分のいのちも、です。



人のいのちを軽んじることは、自分のいのちを軽んじることと、同じです。


自分のいのちを軽んじることは、人のいのちを軽んじることと同じです。



そして、「いのち」というのは、「心」でもあります。


人の心を軽んじることは、自分の心を軽んじることと同じです。


自分の心を軽んじることは、人の心を軽んじることと同じです。



どうやったら、その両方を守れるのだろうか?



奪うこと、傷つけること、失うこと


じゃなくて、


与えること、守ること、助け合うこと。


そうできたら、いいですね…。




自分を守れるのは、自分だけです。

理想を描き、実践できるのも、自分だけです。


人も、そうであるはず。

みんなそうでなければならない。


その考え方は、危険です。



警戒心は、常に持って生きてください。


いのちの危険に繋がるような場所、人には、できれば近づかないでください。


そして、もし万が一、そのような事態になったら、何が何でも、逃げてください。


生きてください。


そして、人のことも、生かしてください。



何かに偏り、側面だけを見て判断するのではなく、ありとあらゆる可能性を想定して、想像して、柔軟さを養ってください。


それが、自分を守ること、人を守ることに繋がります。





悲しむ人が、一人でも減ってくれますように。今日も願います。



最後までお読みいただき、ありがとうございます。


心から、感謝致します。


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