「ゼロ」〜性愛説を唱えます。〜

「性善説」「性悪説」ではなく、「性愛説」を提唱します。

理性

お久しぶりです。(^-^)

長い間、ご無沙汰致しました。

皆さま、いかがお過ごしでしょうか?



あまりにも久しぶりの更新となりますので、満足のゆく記事が書けるかどうか…

いささか疑問ではありますが(笑)

今、私が感じていることを記事にさせていただこうと思います。



人間は、「本能」というものを履き違えているのだなぁ…と、ふと思いました。


私たち人間には、「理性」というものがあります。


動物である「ヒト」として生きるのであれば、私たちは、「理性」を自らコントロールする必要など、きっとないのでしょう。


少なからず、私たちは、自分の意識下、または、無意識下において、「本能」と「理性」という二つの相反する感覚を行き来しながら日々暮らしているはずです。


「本能」という感覚をあまり直接的に認識したことのない方にとっては、「欲求」という呼び方の方が認識しやすいかもしれませんね?


必ずしも、「本能的」であることは、悪いことだとは限りません。


食欲も睡眠欲も、「本能的」にわき起こる欲求に違いありませんから。


しかし、その延長線上に「性欲」というものを置くことに、問題があります。



なぜなら、私たち人間には、他の動物とは違う「責任」が伴うからです。


私たちは、この地球という星において、この星を現状、「支配している」という「責任」があります。


それは、すなわち、私たちはこの星を、今後、存続させることも、衰退させた後、滅ぼすこともできる可能性のある存在であるということへの「責任」です。


その「責任」に対して、私たちが忘れてはならない感情、感覚があるとするならば、それは「理性」に他ならないと、私は思います。



人は、あまりにも無責任に、「性欲」を正当化します。


それは、男性も、女性も、同じです。



人によって…確かに、個人差が大きく現れる課題ではありますので、偏見を述べているわけではなく、あくまでも、世の中の風潮として、そのような傾向にある…と、ご理解いただけたら幸いですが。


そもそも、極論から言ってしまえば、「性」というものは、欲に含めるべきではないと思いました。


私たち人間には、「性」を自らの「欲」と本能的に認識し、開き直っていいだけの自由は、初めから、生まれながらにして、持ってはいないのだ…と自分を律していただきたいのです。



それはできない、そんな風には生きられないと、もしも今思うのなら、もっと真剣に、一生懸命に生きてくださいと、お願いしたい。



「性」というものは、人間が人間としてあるべき本来の問題に直結する、あらゆる要素を含む、いわば原点ともいうべきテーマです。



以前から時折申し上げてきました通り、「性」とは、「愛」であり、「いのち」なのです。


男女が「性」を交わすことにより、そこに「愛」の存在を具体的に感じることができるし、また、その結果、「いのち」を生み出すこともできるのです。


「理性」をコントロールできなければ、人は、いつ何時、自らが罪を犯さないとも言い切れません。


他人の命を奪うような、危険性もあるのです。


その瞬間には、きっと、その人自身にもわからないでしょう。

自分が犯した罪の重さが。


けれど、人は、必ず、やがて気づきます。



生まれながらにして自らに与えられている能力をみくびらないほうがいい。



その後に自分に襲いかかってくる「後悔」、「罪悪感」は、耐えがたい程の苦痛を、その人に与えるはずです。



だからこそ、「性」というものに対して、もっと真剣に向き合って、乗り越えて、育んでいただけたらな…と、切実に思います。


「性」は、「快楽」を得る手段ではありません。


もし、「快楽」を得る手段でしかないと思っているなら、「快楽」が通り過ぎた後に自分の中に残る感情を、もっと真剣に見つめてください。



あなたが、「快楽」を本能の赴くままに貫いた結果、傷付けた人は、いませんでしたか?



もしかして、それは「自分自身」でもあったのではありませんか?



人間が、「本能」だと主張している「性欲」は、ただの、その人のエゴです。


それは、本当のその人自身の「本能」ではありません。


真剣に考えれば、必ず、自分の中に答えがあります。


目を背けないで、向き合ってみてくれませんか?



あなたが、今、心から愛する人のために。

あなたがいつか、心から愛する人のために。



今日から、今から、ここから。



自分との対話を、初めてみてくれませんか?




悲しむ人が、一人でも減ってくれますように、今日も願います。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。(^-^)


心から、感謝致します。