お金と愛の関係性
みなさん、こんにちは。
いかがお過ごしですか?
突然ですが、私は、お金を稼ぐことが苦手でした。
常に、生活ギリギリの賃金程度しか稼いではおりませんでした。
ずっと若い頃は、それでも何とかなる…そう思ってきました。
しかし、年齢を重ねる毎に、やはり不安は増してゆきます。
将来的にこのままでは、いつか、とても悲惨な最期を迎えなければならないのではないか、と。
そして、「お金」というものについて、考え始めました。
その結果、ある一つの答えにたどり着きました。
それは、自分がそれだけ、これまでの人生において、
「人の助けになるようなことをしてこなかった。」
という事実です。
また、生活にゆとりのある人は、それだけ、「人の役に立ってきた」のだとも思いました。
確かに、私には身に覚えがありました。
限られた人しか存在しない、とても狭い世界の中でしか生きてはこなかったのです。
私は、人を信用せず、自分自身の周りに常に堅いガードをして、生きてきました。
人に心を開こうともせず、自分本位な考え方を、ずっと正しいと思い込んできました。
「愛」についていくら考えても、当時の私には、わかりませんでした。
「愛なんて、この世にはない。」
「人は必ず、自分を裏切る。」
「私を愛してくれる人なんて、いない。」
私が、「愛」について思っていたのは、いつもそんな凝り固まった、悲しい感情ばかりでした。
「自分は正しい。」
「相手が間違っている。」
そうやって、自分自身にずっと蓋をして、心の奥を見つめることから逃げていました。
見方を変えれば、私は、「愛」そのものを感じないようにしてきたのかもしれません。
自分と向き合うことから逃げて、「愛」を受け入れようとしてこなかったのかもしれません。
その結果、人と深く関わることを避け、自分の殻の中で、満足感を得ることもなく生きてきました。
でも、真に「愛」と向き合った結果、なぜこれまで自分が充分な「お金」を得られなかったかという原因までもが見えてくるようになりました。
何かを発明したり、開発する。
その根底には、
「人の暮らしを楽にしたい。」
「人を助けたい。」
という想いが、少なからず込められています。
それは、「愛」に基づく行動です。
そして、一生懸命試行錯誤を繰り返し、その結果、何か、人の役に立つものを開発したとします。
それが実際に世に普及して、大勢の人の助けになったとします。
すると、開発した人は、大金を得ることになります。
簡単に言えば、これが略図です。
このような「愛」に基づく行動が、その「愛」を分け与えた分だけ、自分に返ってくる…という構図があるようです。
そのためには、机上の空論や、妄想、仮定に基づく発想ではなく、より多くの人に触れ、その人たちとの関わり合いの中で、実際に感じた感覚を頼りに、ものごとに取り組む必要があります。
ですから、そもそも、人との関わり合いを通して得たものから、全てが成し得ることです。
人との関わり合いを極力避け、逃げてきた私には、できていなくて当然のことだったわけです。
そして、このお金の流れの図式には、もう一つ、ルールがあります。
それは、人が、ある物や、サービス、医療など…
それらをいくら必要としていたとしても、与える側、提供する側、売る側に「愛」がなければ、それはやがて、この世から廃れて消えてゆく、というルールです。
利益のみを追求し始めると、必ずと言っていいほど、人はそれを次第に求めなくなります。
人間というのは、実に不思議なものです。
背後にある感情、見えない策略を、本能的に感じ取る術があるように思えます。
それも、恐らくは、自分が「愛」を持って生まれてきたことを、漠然と、しかし、確実に覚えているからなのかもしれません。
「愛」ではない理由に基づくものを、拒絶するようにできているのかもしれませんね。
以上のようなわけで、私は、
「お金を稼ごう。豊かになろう。」
とすることを諦めました。
まずは、
「人の役に立つことをしよう。」
そのようなスタンスに自然と自分自身を切り替えました。
すると、不思議なことに、自分のすべきことが、ぼんやりとではありますが、見えてきました。
「愛」に基づいていることが前提であり、自分が、世の中の人のためにできることは、何か?
きっと、あなたもそれを探せるはずです。
目的も、夢も、希望も持たずに漠然と生きてきた私でさえ、やっとここまで来られたのだから。
答えは、人それぞれです。
夢も、希望も、目的も、手段も、全部、人それぞれです。
それでも、あなたがこの先見つける「何か」が、「愛」に基づいていることであるならば、私たちは、必ず根底で繋がっています。
「愛」とは、そういうものです。
もしも、今、「愛」が何かわからず、苦しんでいたり、悲しんでいたり、寂しい思いをしながら生きている人がいたら、一つ、提案があります。
私がこのブログで説明している「愛」を、一旦、何も疑わずに、眺めてみてください。
「そんなもん、あるわけがない。」
「そんなのは、綺麗事だ。」
そういう感情を、全部、一旦横において、「そういうものだ」と思ってみてください。
今すぐには、意味がわからなくても、必ず、意味がわかる日が来ます。
「愛」って、そういうものですよ。
私は、世界中の愛を忘れてしまっている一人でも多くの人に、愛を取り戻してほしい。
だから、いつも、「愛」を込めて、このブログを綴っています。
これからも、そうします。
最後まで、お読みいただき、ありがとうございます。
心から、感謝致します。