感情・感覚、思考
こんにちは。
いかがお過ごしですか?
「考える」
とは、どういうことでしょうか。
「感情、感覚」というものは、常にそれぞれの人の中でわき起こっていることでしょう。
多くの場合は、五感から得た情報を頼りに、人は、あらゆる感情、感覚を瞬時に生み出します。
では、「考える」とは?
特に意識しなくても勝手に感じる感情、感覚とは別に、意識的に何かについて思いを巡らせること。
その「思考」は、「感情、感覚」から派生してゆく場合が多いように思います。
つまり、「感情、感覚」の抱き方の癖が、そのまま「思考」の癖に結びついている人が多いように、私は思います。
あくまでも推測ではありますが…
生まれ育った環境が、その人のその後の人生を大きく左右すると思われているのは、そのような原理に基づいていると、推測します。
生まれ育った環境の中で感情、感覚の抱き方にある一定の傾向が形成されてゆくと、その人の成長の過程で、それが「思考」の傾向に影響を及ぼしてゆく。
私は、そのように感じました。
人を観察していたり、日常的に、接する人との思考に思いを巡らせたりしながら、自分なりに感じたことをブログに綴らせていただいておりますので、心理学や精神医学の知識があるわけではありません。
学識のない人間の屁理屈に聞こえるかもしれませんが、実体験、経験というものは、科学で実証されている立派な研究結果に匹敵するくらいの信憑性があると、私は考えています。
生きる中で感じることというのは、同じ方向を向いていたら、必ず、最後には繋がるものだと私は思います。
それが「性愛説」の最大のテーマでもあります。
常日頃、意見させていただいているような「自負心」と見受けられるようなことのないように、極めて注意して発言しております。(笑)
それでも、不快な思いをされる方がいらしたら、申し訳ありません。
話が少しそれてしまいましたが…
つまり、どのようなことを言いたかったかというと、あるものごとに対して人が向き合った時、
「怖い、嫌、不快」
という負の感情を抱き易い傾向にある人というのは、そこから派生する思考も同様に、
「怖い、嫌、不快」
というような負の思考の方向に向かい易いのではないか?ということです。
逆に、感情として抱く段階で、
「嬉しい、楽しい、幸せ、好き」
等の正の感情を抱き易い人は、そこから派生する思考も、同様に正の思考の方向に向かい易い、というように。
つまり、幼少期の過程に、「抑圧」され、「制限」され、「尊重」されずに育った人というのは、その過程において、「不快感」を感じてきたはずです。
それらが大人になってもそのまま、思考の抱き方に一定の影響を与えているのではないでしょうか?
反対に、幼少期に、「自由」に、意志を「尊重」され、「愛情」を感じて育った人というのは、その後の思考も、「愛情深い」、他者を尊重する傾向になるのではないでしょうか。
中には、いかなる環境に生まれ育っていようと、自分の思考の抱き方の癖にいち早く気付き、それを改善し、とても立派な人生を歩まれる方々も大勢います。
「偏見」を刷り込ませるために述べているのではなく、問題解決のために、気づいてもらうことを目的として述べております。
自分を冷静に、客観的に見つめる一歩目を踏み出していただくために。
そこで、一つ、私から提案させていただきます。
もしも、ネガティブだと人から指摘されたことがあったり、自分はネガティブだと自覚している人がいたら、試してみてください。
「思考の癖を改善するために、前向きなもの、ポジティブなもの、を選び、その感覚に同調する癖を、意識的に自分につけてあげる」
という方法です。
ものごとを考える時、どうやってポジティブに考えればいいかわからない、という人が大勢います。
往々にして、そのような人は、ネガティブな意識に集中しやすい、という思考の癖があるはずです。
それは、自分自身のせいではなく、恐らくは、環境が与えた影響でしょう。
だから、
「自分はネガティブな人間だ。」
と決めつけて、諦めて、そのまま流れに身をまかせるのではなく、そこで一度自分をリセットしてあげてください。
そして、自分自身に、
「ポジティブ」とは、こういうものだ、と教えてあげたらどうでしょうか?
「ポジティブ」とは、「前向きな」と訳されますが、「ポジティブな考え方」とは、すなわち、「前を向いて考える」ということだと思います。
その時、
「自分には無理。」
なんて弱気にならず、一旦、何もかもを、ゼロに戻す感覚で、自分に教えてあげてください。
「こんな風にしたら、いいんじゃない?」
そうやって、自分に挑戦させてあげてください。
きっと、続けているうちに、
「なんで今まで、反対ばかり向いていたんだろう。」
って、気づく日が来ると思います。
今まで、ポジティブだと思っていた自分の周りの人と「同じ方向」が、向けるはずです!
もしも、ポジティブを探す途中で、「過去の自分」「幼少期の思い出」など、嫌なことを思い出して辛かったり、苦しかったり、憎しみが湧いてきたら、必ず思い出して欲しい言葉があります。
「全部が、過ぎ去ったこと。」
過去は、変えられなかったとしても、既に過ぎたことです。
そして、私たちが生きているのは、
「今」
です。
一分一秒先は、
「未来」
です。
顔を上げて、前を向いて。
大丈夫だから。
未来を恐れず、未来を自分自身で選び、作り、生み、育てる日々を、生きてください。
みんな、そうできるように生まれてきています。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
心から感謝致します。