「ゼロ」〜性愛説を唱えます。〜

「性善説」「性悪説」ではなく、「性愛説」を提唱します。

がんばれ。

こんにちは。

いかがお過ごしですか?




みなさんは、人との繋がりを通して、何を得ていますか?


もしかしたら、何かを失っていますか?




「会話」をしている人たちを、当人同士以外の第三者として冷静に見ていると…



目の前で並べられる相手の口から発せられる「言葉」に対して、無意識に「評価」を下している人が、とても多い気がします。



それはまるで、「善」、「悪」の枠に、必ず当てはめなければならないように仕向けられているかのように、私には見えます。



何かに対して、「答え」を出すことが目的になってしまっていて、「過程」がまるでスッポリと消えてしまったかのような違和感があります。



そして、そのような癖がある人は、人とのコミュニケーションを取る上で、何かと「問題を起こしやすかったり、その人自体が、問題視されやすい傾向にある」ように思えます。



おそらく、そのような傾向にある人は、「尊重されなかった過去の傷、痛み」があるのではないでしょうか?



答えを急かされ、経過を無視されてきた、寂しい傷が。



そのような人の多くが持つ傾向として、本人が、その傷に「気づいている」ことが多いのも特徴です。



「傷」というのは、「コンプレックス」と言い換えても差し支えないかと思います。



気づいていながら、どうしてもその傷と向き合えずにいるのは、いつも、その傷のせいで人から非難されたり、嫌がられたことがあるのをわかっているからです。


それが癖、習慣になり、その傷のせいにして、自分が人を困らせたり、傷つけたりすることを、知らず知らずのうちに肯定してしまうようになることもあります。



それは、傷と「自分自身」が「同化」してしまっているのです。



傷を怖がらず、ちゃんと、心の目を開いて、じっと見つめてください。


その傷は、とても深く、大きく、自分の中でのさばっているように思えるかもしれないけれど、それは、今の自分の一部分です。



そこから目を背けて、自分の中の傷に自分を支配されてしまったら、それはいつか、「自分自身」になってしまうかもしれません。



自分の傷、コンプレックスに飲み込まれてしまって、いいのですか?



それは、


「自分のことを愛せない自分として、生きる」


ということです。



それが嫌なら、傷を飲み込む強さを、自分につける必要があると、私は思います。



そして、人の傷、コンプレックスをあざ笑ったり、そのせいで苦しんだり、悲しんだり、一生懸命もがいている人を憎んだり、馬鹿にしたり、嫌ったり、そんな風にしか考えられないとしたら、その人の中にも、同じ傷が付いているはずです。


相手を通して、自分の傷と向き合ってください。



人の痛みを、自分の痛みと気づいた時から、

少しずつ、景色が変わってゆくはずです。



傷のある人、コンプレックスを持った人とのコミュニケーションは、とてもエネルギーを要することだと、思います。



その時は、自分と、相手との境界線を明確にして、自分が相手の出している「負のエネルギー」に負けないように意識的に関わるようにしてください。



そこに引っ張られると、自分の中の「負のエネルギー」が相手の中の「負のエネルギー」と混ざってしまい、相手に対して「憎しみ、悲しみ、嫌悪感」などという「負のエネルギーの連鎖」から抜け出せなくなってしまいます。


そこを断ち切るという明確な意図を持つには、相手の言葉そのものに気を取られず、言葉の奥にある感情を感じることを意識的に繰り返し、探すことです。


そして、感情的にならず、冷静に、客観的に分析して、相手と今後も関わるのであれば、

それを癒してあげられるように関わることです。


憎しみが和らいで、向き合うことの大切さが次第にわかるようになるでしょう。



「コミュニケーション」とは、人と人とが、言葉を通じて、また、関わり合いを通じて、互いに理解し合う能力のことだと、私は思います。



それは、ノウハウだけに頼った、表面的な関わり合いではなく、心と心を通わせるために関わり合うこと。



嫌いな人、憎い人を「嫌う、憎む」エネルギーを、そのままそっくり、「許し、尊ぶ」というまっすぐなエネルギーに変えられた時、



自分を本当に愛せる人生が始まるはずです。



そのエネルギーが、嫌いだった人、憎かった人に届き、その人の心が動いた時、愛が繋がるはずです。



もちろん、いきなり、目指すところにたどり着けるわけではありません。


そのために必要な一番大切なことは、そのためにできることを自分なりに考え、一歩目を踏み出してみることです。

変える努力をすることです。



答えなんて、ありません。



自分の目の前に広がる世界が、自分の選んできたものです。



みんな、元々は、愛を持って生まれてきました。


それだけ、忘れずにいてください。




愛で溢れた豊かな未来を願います。



最後までお読みいただき、ありがとうございます。


心から、感謝致します。


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