「ゼロ」〜性愛説を唱えます。〜

「性善説」「性悪説」ではなく、「性愛説」を提唱します。

腑に落ちる時

こんにちは。

いかがお過ごしですか?




人は、自分が実際に身をもって経験したことしか、知り得ません。


それ以外のことというのは、あくまでも「想像」によるものです。



以前どこかで聞いたことがあります。

ザックリとした表現で申し訳ないのですが…



人は、たとえば、ある人の身の上相談にのっているような場面では、その人の話を、自分が実際に経験した出来事に置き換えて話を聞いているそうです。



ですから、よく似た境遇であったり、生い立ちであったり、趣味、嗜好が似ている人には、「共感」しやすいのでしょう。



自分の体験に基づいて思考しやすい、という現象が起こりやすくなるためだと推測できます。



反対に、共通の経験が乏しい相手に対しては、それが難しくなるため、「共感」することが困難になります。



それを人は、往々にして、


「気が合わない」


と、判断します。



しかし、実際には、共通の体験が乏しいだけで、思考の方法は、その先を見てゆかなければわからないのではないでしょうか?



これまでのやり取りの中では、「共通項」を見つけるのが難しかったとしても、今後、共通の経験をしてゆく中で互いに感じてゆくことは、理解できるかもしれない。



人と関わり合いを持つ上で、「先入観」や「偏見」というものは、とても芽生えやすい感情であると思います。



しかし、


「今、目の前にいる人は、過去に自分に対して嫌な思いをさせた人とは、違う人だ」


と、記憶をその都度刷新してゆく心掛けがとても大切です。



自分の目の前にいる人に対して、過去の自分の先入観や偏見の言いなりになるのではなく、「今」をしっかり生きる。



その気持ちを、最初は意識的に自分に教えるという作業が大事ではないでしょうか?



そして、それは、自分に対して、過去に何かしらのわだかまりを与えた人に対しても、同様です。



そのために、私たちには「時間」という概念が存在するのだと思います。



「自分」も「他者」も、同じように「時間」という概念に基づいて生きています。



その中で、目には見えなくても、日々、少しずつ変化しています。


ひとところにとどめて、可能性を奪うことなく、与え合ってゆくことが、できるのではないでしょうか。




「過去」にとらわれていては、「今」は生きられません。


「今」を変えなければ、「未来」は変わりません。



世に出回っている、「マーフィーの法則」も、「人を動かす」も、数々の宗教の教えも、「引き寄せの法則」も、自己啓発本も、

実は、みんな同じ理論に基づいて語り継がれています。



とても、簡単で、シンプルなことを、様々に言い換えて述べられています。



「今を生きてください。」


「幸せな人生を生きてください。」


「幸せな人生を生かしてあげてください。」



ただ、それだけです。


そのための思考の方法を、様々な場面を用いたり、いろいろな手法を使って、何とかして人々を導くために、言葉を駆使して説明しています。




難しい言葉を使う必要も、様々な趣向を凝らすことも、本当は必要がないけれど、自分にとって、一番これがいいだろう…という方法で、「個性に基づいて」、精一杯、私たちに残してくれているのだろうと、私は思います。



そのような言葉の数々は、実際に存在を確認して、頭の片隅に入れておくだけで価値を持ちます。


その知識が、実際に目の前の経験や、思考の行き先と合致した時、本当に「腑に落ちる」時が、必ずきます。



ですから、「先入観」や「偏見」を持たず、何でもいいから、「自分のためになるであろう情報」を選別して、自分に与えてあげてください。



不必要な情報が、世の中には溢れています。



「意識高い系」と言っては、他者の向上心をあざ笑う人が沢山います。



けれど、自分を育てることの、何が恥ずかしいのでしょうか?



何がいけないのでしょうか?



私は、自分を高めようと努力している人のひたむきさが、何より好きです。



転んで、痛くても、歯を食いしばって泣きながら立ち上がる子供の姿に、涙が出るほど胸を打たれます。


「強いね。偉いね。」


そうやって、抱きしめてあげたくなります。



大人になっても、同じです。



そうやって生きようとしている人のことは、何が何でも救いたい。


誰も周りに褒めてくれる人がいないなら、自分で、



「よく頑張った。偉かった。」



そうやって、自分で自分を支えてゆくことができる方法もあると、気づいてほしい…



そのための、思いを届けています。



たった一人でも、構わないのです。



本当に必要としてくれる人に、私の思いが届きますように。



今日も願います。



最後までお読みいただき、ありがとうございます。


心から、感謝致します。


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