「受動」から「能動」へ
こんにちは。
いかがお過ごしですか?
人を楽しませる一番の方法とは…
何だと思いますか?
人を感動させる一番の方法とは?
人の心を動かす一番の方法とは?
人に好かれる一番の方法とは?
これらの答えは、きっと全て共通していると、私は思います。
全ては、まず、「自分」がその状態になること、です。
他者の目を気にしたり、他者の意識に集中し過ぎると、「自分の感情」というものは、陰を潜めてしまいます。
「人を感動させたい」
と思う時、人は、誰かが感動するような情景を思い浮かべて、なにかを作り出します。
しかし、作り手がそこに込めるはずだった本来の個性は、「他者の感動」を基準にした時、その本質が見失われます。
つまり、その結果出来上がるものは、「自分が感動するためのもの」ではなく、「誰かを感動させるためのもの」になります。
他者の感情を前提としているため、一体感は当然薄れてしまいますし、臨場感や、リアリティも自ずと、減ってしまうでしょう。
そこに生まれるエネルギーは、「自分」を基準にしていないため、望むと、望まざると…弱まってしまうのです。
一番大切なことは、どのような感情であるにせよ、誰かの心に届けたい、誰かの心を動かしたい、と思うのなら、まずは、
「自分の心を動かすこと」
「自分自身がその感情を感じ切る」
ことです。
人を本気で楽しませたいなら、まず、自分が本気で楽しむことです。
人から本気で好かれたいなら、まず、自分が本気でその人を好きになることです。
人から人に、無言のうちに伝わるエネルギーというのは、良いものも、悪いものも全て、発する言葉よりはるかに大きな力を持っています。
「今を生きる」
ということが大切な理由は、ここにもあります。
試しに、今、目の前にあること、今目の前にいる人に対して、常に全力で向き合ってみてください。
その必要性は、きっと、一つの出来事、一人の人に対して真摯に向き合ってみた時に初めて、自分がいかに今までそうしてこなかったかが、わかるはずです。
そして、なぜ、自分には、相手の心を動かすことができなかったのか…がわかってくるはずです。
「失敗」の理由は、「自分自身」に非があることが、ほとんどです。
そして、たとえそうではなかったかもしれなくても、
「そうであったかもしれない」
と考えられるように、向き合ってゆくことが、
「自分の人生に対する責任」
です。
「自分」として生きてきて、これからも「自分」として生きるしかない私たちにとって、そこから目を背けたり、言い訳をすることが、何よりも無駄であることに気づいていただけるでしょうか?
いきなり全ての人に対して、そうしてみてください?とは、言いません。
そんなことは、きっと不可能です。
だからまず、対象となる相手を選別する際には、自分自身と、その出来事、あるいは人に対しての「縁」を基準に選別すると良いでしょう。
「大嫌いな人」
「大好きな人」
「切っても切れない縁の人」
「向き合い、乗り越えなくてはならない壁」
「挫折」
「どうしても諦めざるを得ない夢」
「どうしても叶えたい夢」
「自分の本心」
全て、向き合うことに対して、知らず知らずのうちに恐れを感じる対象ではないでしょうか?
その中からでも、そうではない何かであっても構いません。
一つ、または一人、選んで、問題の克服の際に、またはその関係の構築の際に、「自分の感情を感じ切ること」に全力で取り組んでみてください。
本気になってみてください。
そしてそれを継続してください。
めげずに、ブレずに、柔らかく、強く。
「大嫌いな人」を、なぜ好きにならなくてはならないの?…と思われる方もいらっしゃるでしょう。
そのような人は、考えてみてください。
「人を嫌う、人を憎む、人を恨む」
というエネルギーは、あなたにとって心地よさを与えてくれるものでしょうか?
そのような人は、いないと思います。
それならば、その感情を拭い去るために思考する必要があるのでは?
それを工夫することが、それらの感情を克服する、ということです。
「人を動かす」ために大切なことは、「自分を動かす」ことです。
人の目線で生きるのではなく、自分の目線で生きるのです。
誰かの感情や思考に同調する癖がついている人にとっては、最初は難しいかもしれません。
でも、必ず、できます。
そして、そこに挑み始めたなら、決して、焦らないでください。
油断や、過剰な期待もしないでください。
あくまでも、「自分」の中だけで行なってください。
できなかったことができるようになってゆく自分の成長に、集中してください。
そこだけを見つめて、生きてください。
「別の誰か」にとって、その道が現れるのが、「自分と同じタイミングでなければならない理由や根拠」はありません。
それを決めるのも、そこに気づくのも、みんなバラバラ、それぞれのタイミングです。
自由です。
「この人にも、そんな気づきがあるといいな…。」
と、考えてあげてください。
それを伝えるべく、接してあげてください。
悲しむ人が一人でも減ってくれますように、今日も願います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
心から、感謝致します。